記憶のアングル


突然ですが、思い出してみてください
”小学生のあなたが友達と遊んでいる場面”

どんな場面を思い出しましたか?
その場面はどのアングルで構成されていますか?

大学時代友人と話をしていて不思議に思ったことがありました。
自分の目で見た記憶なのに、なぜかその場面の中に自分の姿も含まれているんです。
私の親友もそうだといいます。新しい記憶はそうでもなく、古い記憶ほどその傾向があります。

そこでお互い周りの人に聞いてみることにしました。
でも。。。ほとんどの人は自分の目からみた場面しか思い出さないと言います。
ほんとに??私達だけ??いやいや、そんなはずはない・・・きっと・・・

二人で考えた説は、
「自分を客観的にみるタイプの人はそうなる傾向があるのではないか」
というものでした。まだその答えが出ないまま十数年過ごしています。

 

最近、「新・脳と心の地形図」という本を読みました。そこには、
”記憶は過去の経験の想起ではなく、前回思い出したことの想起であり、絶えず変化し、再開発される”
という内容がかかれていました。

思い出すたびに内容が少しずつ変化し記憶されていく。
つまり私は思い出しながら、自分の姿をその映像の中に補い記憶を再構築している・・・
そうかもしれません。

その原因の1つは、子供の頃の先生の教えにある気がします。
「悪いことをしちゃいけないよ。見てないと思っても、誰かが見てるものだよ」
自分の行いをいつもチェックしている視点があります。
その視点から記憶を再構築しているのかも。

記憶ってこんなに不確かなものなんですね
誘導すれば他人の記憶に変化を与えることもできます。
目撃者の証言って、どれだけの信憑性があるのか
その取扱いには十分気をつけねばなりません。


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