創造的破壊をおそれない


4月1日の朝、内定式の挨拶を聞きながら、自身の新卒入社時のことを思い出す。

その当時のメモが今も手元に1つ残っている。
それは、現場配属されて間もない5月8日(4月中は研修だった記憶があるので、たしか配属後数日ぐらい)に、なんと朝礼でいきなり新人の私にまわってきた3分間スピーチの順番、それを土日の2日間かけて練習を部屋でしていた時のメモ。

「おはようございます。日頃、自分に言い聞かせている言葉を紹介させていただきたいと思います。
その言葉は、『創造的破壊を恐れてはいけない』という言葉です。
創造はクリエイト、つくるという意味の創造です。破壊は壊すという意味の破壊です。
新しいことをつくったり、したりする時には、今までしてきたことをやめなければいけません。
今までしてきたことをやめるということは大変勇気と労力の要ることです。
しかし、それを恐れていては何も新しいことはできません。
つまり、この言葉の意味は新しいものを創造するときには、伝統や既成の事物を破壊する必要があり、
その新しいものをつくるための破壊を恐れてはいけないということです。

これはラグビー元日本代表監督であり、神戸製鋼を7連覇に導いた平尾誠二氏がその著書の中でおっしゃっている言葉です。
神戸製鋼ラグビー部は1989年以降の7連覇のあと勝てない低迷の時期が続きました。
平尾氏によるとその原因は、7連覇のときの伝統を短絡的に受け継ぎ、これまでと同じにしなければならないというような暗黙の了解ができてしまったことだそうです。
ライバルチームが成長し進歩している中、神戸製鋼は新しいものをクリエイトする力が足らなかった。つまり創造的破壊が行われなかったことが原因だそうです。
そしてその後神戸製鋼はフラットラインという、画期的な戦術を導入することにより創造的破壊が行われ、再び王座を奪還することに成功しました。

当部におきましても・・・(メモは続く)」

そして今日あらためて自身に問う、「創造的破壊をおそれてはいないか?」と。


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