2013年7月5日 社内向けに研究報告会を開催しました


昨年の社内向け研究報告会より1年。
今回の研究報告会は研究成果として開発した技術の事例が多く報告された。
その数13。発表順に、ご紹介したいと思う。

◇社会知ネットワーク構想

谷田泰郎

当社ではSocietasという技術で人の価値観を説明し、マーケティング活動を支援させて頂いている。
谷田はSocietasをつかった「心の遺伝子ネットワーク」構築に向けた構想を説明した。
分析基盤として社会知ネットワークが完成すれば1社のデータでは見えなかった
消費者の行動パターンが見えるようになる。
今回の研究発表会では既にその技術の一端が発表されており、谷田が語った目標は実現しつつあると言える。

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社会知ネットワークについて説明する谷田

◇Societasとは

馬場彩子

次に馬場による「Societasとは」。
Societasとは何なのか。
彼女はこう説明した。

「お客さまの心を
データから分析する最強で最速の道具

その道具の使い方を実例を踏まえて、消費者のこだわりや嗜好を
Societasを使って分析できる事を説明した。
この発表を聞いて、マーケティング・リサーチの進歩を感じた。
企業が購買傾向だけでなく、その根本となる価値観を分析する時代になったのだなと。

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Societasのマーケティング活動への適用を説明する馬場

◇Twitter✕Sosietasについての事例 ✕3

胡寅駿、藤井絵美子河本裕輔

Twitter✕Societasは、TwitterからSocietasを推論する技術だ。
共同研究、テレビの視聴者調査、ネット選挙での活用事例の説明があった。
クライアントの情報が含まれるので残念ながら多くを語ることは出来ないのだが、
弊社独自の分析手法と分析結果の活用方法の説明だった。
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Twitter✕Societasの分析結果とそこからの施策を説明する胡

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マスメディアの事例を説明する藤井

ここからは午後の部になる。

◇Web アクセス履歴からの

    Societas 推論

木虎直樹
本セッションはWEBアクセス履歴からのSocietas推定について木虎が説明を行った。
説明は、使用したデータと実験、検証手法までに及んだ。
幾つか実証実験を行なっており、それなりに課題が多い事が伺えた。
将来的には360のWEBトラッキング機能と合わせて使えるのでは?と考えたのは私だけではないだろう。
次のオープンラボで事例ができている事を期待したい。
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評価方法と実験方法を説明する木虎

◇Societasをベースにしたユーザ分析とはどのようなものか?

久保 征人
本セッションではSocietasによる購買分析の事例紹介を行った。
従来通りのデモグラフィックスコアによる分析だと、消費者の分析は最大公約数になってしまう。
たとえば、「30代・女性・主婦」は皆同じ消費行動をとるだろうか。

弊社の答えはNOである。

本セッションでは消費行動を分析し、デモグラフィックスコアよりもSocietas分析がより精度が高い事を説明した。

◇行動履歴データから次なる施策へ。わかる、iNSIGHTBOX。

増田 茂樹
午後一番人気のコンテンツ!と紹介されて、照れながら彼はこう言った。
キャッチーなタイトルを付けすぎて、集まりすぎました。
本人曰く、ポイントはタイトルの”。”らしい。
社内でも注目を集めたこのセッション。
紹介されたのはiNSGIHTBOXというシステム。
このシステムはその独自性故、難しいと思われがちだ。
増田は具体例をふまえてiNSIGHTBOXの業務適用例を説明した。
アンケート結果をみると、参加者には納得して頂けたようである。
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iNSIGHTBOXの業務適用例を説明する増田

◇声タイプ診断アプリ」作りました!

高椋琴美
当社がリリースした、スマホ向け、声タイプ診断アプリケーションについての説明を行った。
使用した技術、声の特徴の決定手法とうの説明があった。
ちなみに、このアプリにでてくる猿の博士は箕面出身だそうだ。
タイプ診断の分類器の作成には大分苦労があったようだ。
学習データに弊社社員の声を使っているところに涙ぐましい努力を感じる。
今後、声の印象による分析結果を活かしたインタラクティブシステムの実現をめざすそうだ。
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アプリの運用と採用技術を説明する高椋

◇Societasから色の好みがわかるのか?

東 優
色と価値観の関連性についての研究成果の説明を行った。
一見、関連性が薄そうな対象についての研究だが、
Societasから色の好みへの正解率は7割り程度とまずまずの精度が報告された。
今後、研究対象を画像にまで広げ実用化に向けて研究を進めるとの事。
今後が楽しみだ。
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色の魅力と分析の価値について熱っぽくかたる東

◇ニューロマーケティング: 消費者の魂を解読

Mathieu Bertin
ニューロマーケティングというマーケティング・リサーチ手法についての事例の報告。
雑誌などで海外の事例は何度か見た事があるが、国内での事例はあまり聞いた事が無かった。
今回、協力して頂けるクライアントが見つかった為、事例をあげる事ができた。
テレビCMに対する反応を脳波で測る事を今回の研究で行なっていたが、
想像以上に顕著に印象は脳波に現れ、行動分析と合わせて知見を得られた。
ただ、実験、分析、施策の提案を実際に行なうのには設備、経験、専門性の高い技術が必要になりそうだ。
今後、さらに研究を進め事例を挙げていきたい。
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実験・分析・結果を説明するベルタン

◇Webマーケティングにおける

  HCD(人間中心設計)の事例

徳見 理絵
本セッションは「モノからコトへ」というマーケティングのあり方の説明が始まり、
「なぜHCDか?」を解説。HCDがマーケティング活動に対していかに有効かを説明した。
マーケティング・リサーチの課題として挙げられるのが難易度とコスト。
本研究では「ご近所リサーチ」というオリジナルの手法を用いた調査を提案する。
採用頂いた企業の事例と共に従来の手法に比べての優位性を説明した。
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ご近所リサーチについてその有効性と手法を説明する徳見

◇非専門家のためのビジュアライゼーション

西尾 義英
データをいかに見せるか。
シンプルながら難しいテーマである。
本セッションではデータの見せ方の研究成果を発表した。
まず、データの見せ方に関する過去の研究成果の説明。
それから、その研究成果が有効に生かせていない現状を指摘した。
次に実際にデータビジュアライゼーションの適用事例と実験結果を報告した。
実際の企業での適用事例も挙げられ。
今後、分析データが巨大化、複雑化するにあたって需要が伸びそうな印象を受けた。

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データビジュアライゼーションの手法を説明する西尾

当社の研究開発Gは開かれたグループである。
気になる事、共同研究、分析依頼がございましたら、お気軽にご一報頂きたい。
当社研究員が喜んで対応させて頂きます。
以上が今回の研究報告会のご報告になる。
11月には大阪、東京でオープンラボを開催予定である。
その時には社会知ネットワークや更に進んだ研究成果をお見せできる事をお約束しよう。
お楽しみに。


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