UX KYOTO #03 参加レポート(2)


UX KYOTO #03 参加レポートのつづきです。(レポート前半はこちら

午後はいよいよワークショップです。
今回のテーマは「オブザベーション(観察)」です。

単純に観察だけするのかな〜と思ってたら、観察 → インタビュー → 分析 → 企画 までしました。
盛りだくさん!

午前中の講座では、ユーザ調査についての概論もお話いただきました。
従来のマーケティング調査と言えば定量調査でしたが、HCDの普及とともに質的データ(定性調査)が重視されてきています。

質的データには大きく3種類あります。

  • フィールドワーク:参加する
  • オブザベーション:観察する
  • インタビュー:話しを聞く

いずれかひとつやればOKというわけではなく、「トライアンギュレーション(三角測量)」が重要で、データには重さ軽さは関係なく、量が必要だとおっしゃってました。

定性調査と言えばインタビューというイメージもありますが、インタビューではユーザは本当の事を語らない(無意識に事実と情報が置き換わったり、インタビュアーを喜ばせようとして情報をねじ曲げたりする)ので、インタビューだけではほとんど意味がありません。
観察などから気になった点、他の人と違う点などを発見し、そこをインタビューして確認することに意味があります。

2時間のインタビューの中で本質的な事を語ってもらうのは、5分程度というお話も印象的でした。

ということで、今回のワークでは、観察・インタビューで足りなかった事(もっとこうすればよかった、あれも聞けばよかった)を体験するために、分析・企画までを実施されたのだと思います。

ワークショップレポート

ゼリーの新パッケージを考えるというテーマの下、まずはゼリーを食べるところの観察からです。

以下に担当を分けて、食べてるところを観察。

  • 被験者(食べる人)
  • モデレータ(進行役)
  • 書記(行動/発話/エラーなど気になる点を中心に見る人をそれぞれ3人)

被験者は頭で考えている事を話しながら食べます。(思考発話法)
食べているところを見られるのは恥ずかしそうですが、見ている方は新しい発見がいっぱい。

「行動」「発話」「エラー」を書き出し、ひとつのシートにまとめます。
30項目書き出しを目指しましたが、半分程度・・・

項目を付箋にしてデータ化。
そして、カードソート。

その間にペルソナを作成。
# イラストうま!

アイデアを4コマ漫画で表現。(写真取り忘れ・・・)

4コマ漫画にしているのは、モノのデザインではなく、コトのデザイン(利用シーン)を表現するため。
なのに、ついついモノのギミックやビジュアルの話しになってしまう私たち、、、

そして発表と講評。

4時間半のワークショップでしたが、あっという間に終わりました。

余談

ワークショップ後の懇親会で、同じチームだった42歳の方が、20年ほど前初めてMacを触ったときゴミ箱にアイテムをいれたら「バシュ!」と音がして消えた事に感動したとおっしゃってました。
”捨てた!”という実感がすごくあったそうです。

昨年は、スマホで感動体験をした人は少なくないと思います。
こういった体験を共有し合う事も大切ですね。

来月は、ペルソナシナリオ法(半構造化インタビュー)。
評価グリッド法〜ペルソナ作成までするようです。
http://kokucheese.com/event/index/37519/?a_aid=3598aabf


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