HCD/エクスペリエンス・ビジョンをワークショップ開発でやってみた02


ワークショップの開発に UX KYOTOエクスペリエンス・ビジョン(著:山崎和彦 他 丸善出版 2012/7/13) などで学んだHCDの手法を簡単に試したレポートです。
長くなったので、4つに分けて投稿しています。

  1. はじまりと計画
  2. 試行錯誤でやった調査と分析
  3. 意外とスムーズだった作成と評価
  4. 振り返りとまとめ

試行錯誤でやった調査と分析

利用状況の把握と明示(調査)

当社システム開発部は7グループあります。
グループ毎に業務内容や人間関係の雰囲気が違いますので、各グループ毎に2〜3名インタビューしました。

ワークショップ運営委員会メンバーはインタビュー始めてなので、半構造化インタビューを採用し、質問項目は予め設計しました。
そして、まずはメンバー内で練習してから、2人1組でインタビューを実施。

こういった直接ターゲットに対してインタビューする経験は、当社のようなBtoB向け製品開発ではほとんどないので、振り返りもしました。

そのうちいくつか抜粋します。

まずは良かったこと。

  • 自分と全く違う考え方を知ることが出来た。
    人それぞれの考えの違いに改めて気づくことができた。
  • 事前に対象者におおまかな質問内容を伝えていたのでとっかかりがスムーズだった。
  • インタビューの回数を進めることで、インタビュー内容の順序を変えたりして毎回改善があった。
  • インタビューに取り組む中で、自分自身の思いを整理することができた。

新たな気づきが多かったようです。
だからインタビューって面白いです。

つづいて、悪かったこと。

  • 同じチームなので、チーム内の問題点などは聞きづらかった。
  • 1人につき30分のインタビュー予定が1時間程度になった。
  • 話の内容を十分理解できていない気がする。
  • インタビュー項目が若干かぶっていて、あまり多岐にわたった質問ができなかった。

質問の掘り下げや雰囲気作りにつまづく事が多いようでした。
はじめてのインタビューで、そこまで気付ける事はむしろ良かった事だと思います。

最後に、改善して取り組みたいこと。

  • メンバーで一度内容を共有してから、もう1クール別の人に聞いても良いかも。
  • 言葉の選び方をもっと前向きなものにすればよかった
  • アイスブレイクの時間を取る。

など。
インタビューしたメンバーは、インタビューの方法について本を読んだり、レクチャーを受けたわけではありません。
にもかかわらず、このような改善案が出てきました。
知識としての学びも必要ですが、実践ほど大きな学びはないなぁ、と改めて実感しました。

ユーザの要求事項の明示(分析)

インタビューで集めたデータを評価グリッド(上位下位関係分析法やラダリングとも言われる)を使って本質的要求を抽出します。

分析の様子。

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分析後。

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本質的要求の中から、目標と成る要求を選びます。
今回のプロジェクト目標「コミュニケーションのきっかけとなる体験をすること」に決定。
また、業務時間に開催しますので、ビジネス的要件としてワークショップ自体のテーマは「当社のビジョンにつながる」としました。

インタビューデータを使って簡単なペルソナ(キャスト)も作成しました。

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エクスペリエンス・ビジョン(著:山崎和彦 他 丸善出版 2012/7/13) のフォーマットに従って、プロジェクト目標シートも作成。

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超ザックリではありますが、これでやっとプロジェクトの目標やターゲットニーズが整理できましたので、次は作成(企画)と評価フェーズです!
意外とスムーズだった作成と評価


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