人は丸くて白いものを追いかけたくなる ~「世界価値観と国際マーケティング(近未来チャレンジ)」の総括に変えて~

塩分の効いたお握りを頬張りながら、今どんな総括を書こうか悩んでいる。私たち(つまり加納さんも含め)が人工知能学会に行った近未来チャレンジの提案は本当に世の中を変えることができるのか、そこだ。私が自分で握ったお握りはおいしい、当たり前だ。ずっとやってきたから。これがまずいと何も始まらん。

猫みたいだけど、人は丸くて白いボールを追いかけたくなる。これはグローバル価値観なんじゃないかと思う。私たちが作っている枠組みの中では、geneに属する、そして、そのボールを追いかけることはリスクを伴う、つまり冒険的だ。白くて丸いものは的として追いかけやすい。たぶん、それは、抽象的な操作として遺伝子に書かれている。

2017年度の人工知能学会全国大会は名古屋で行われた。多くの人が参加し、その参加した人たちの声が聞こえた。毎年増える「人工」に対する期待感は留まるところを知らない。「工」に対する期待はいつか薄れる。それは何度も見た。「工」でできることはたかが知れているということは、数十年前に分かっている、私がその言葉を知って魅力を感じたその日には、そう、過去の賢人たちは既にそれを知っていた。

この「近未来」は何が「近未来」なのか?ニューラルネットワークに代表される機械学習的な「工」のアプローチになんの新しさもない。変わったのは活用する環境だ。普通、いや、汎用的な環境がいつしか、その古びたアプローチをまるで新しいもののように取り上げている。つまり、私たちが提案である「近未来」は環境を変化に対応する、いや、環境を変化させるものでなければならないのだ。我々が提案する価値観の枠組みは最新の工学的アプローチを活用しようとはしているが、若干そこに対しては否定的だ。むしろ、その逆方向に流れて定性的なアプローチをよしとする、そういったものだと思う。古さが新しい、単純な数式では解けない世界が「人考」であり「人交」なんだと思う。そういうことをこの近未来チャレンジのセッションで考えていける、そんな人たちが集まれる数年を提供できれば、と私は思う。

KDDIの鈴木雅美さん、オノマトペからの切り口ありがとうございました。ドキドキする、ぞくぞくする切り口で、ほんとすごいなって思います。早く、私もそっちに行きたい、できれば。

FRONTEOの武田さん、無理な招待講演の依頼を受けてくださって本当にありがとうございます。正直、テキストマイニング、自然言語処理ってすごいな、って、こんな風に怖いぐらいのアプローチしてくださって、実業界に与えてるインパクト、言えないけどもっとあるんだろうって、正直思いました。

最後に加納さん、う~ん、umaniほんとよかった。これからが大変なんだろうけど、とにかく、一歩踏み出せたと思うんですよ。私も踏み出さないとね、って、ね。

また、未来がやってくる。

その未来は、皆で作るんですよ。私だけが吠えても何も変わらないんですよ。

でも、私は明日も吠えますけどね。

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